インターネットファックスは何となく知っているけど、いざ仕組みと言われると分からないという事も良く聞かれます。そしてファックス自体どういう仕組みなのかも実は知らなかったという方いらっしゃいます。ファックスがどういう仕組みで動いているのか、それを踏まえてインターネットファックスの仕組みがどうなっているのか詳しく見ていきましょう。また仕組みを理解したうえで、どのように利用するのか使い方も見ていきましょう。
インターネットFaxを語る前にそもそもファックスというものがどのような仕組で送受信をするかご存知ですか?
多くの方は、お互いにファックス機持ってさえいれば、ファックスのやりとりができることをご存じとは思いますが、詳しい仕組みまでは気にかけたことがないのではと思います。そして、ファックス機同士は電話回線を介しているということも理解されている方も多いとは思いますが、どうやって電話回線に文字や画像が乗るのかご存じでしょうか。
簡単に説明すると、ファックス送信の際ファックス機でデータを読み取るときに、電話回線が理解できる電気信号に変換されるという作業が入ります。その電気信号が受信側で今度は人間が見て読み取れるデータに再現されるという仕組みが働いているのです。
こういったことから、通常ファックスを送受信するにはファックスデータの変換や再現ができる機械をお互いに持ち、なおかつ機械は電話回線に常時繋がれている必要があるのです。
インターネットFaxでは何が通常のファックスと違うのでしょうか。通常のFaxでのやり取の場合、間に電話回線が入りますが、インターネットFaxではさらにインターネットFax事業者のサーバーとインターネット回線が加わります。
そうすることで、インターネットFax契約者はファックス機や、ファックス用の電話回線がなくても、インターネット経由でファックスを送受信することが出来るのです。ファックス機が行う「ファックスデータの変換や再現」はファックス機に代わりインターネットFax事業者のサーバーが行い、インターネットを介してデータを送受信するため、ファックス機要らずになるという仕組みです。
※通常のファックス機からインターネットFaxの番号宛に送付した場合の例
※インターネットFaxから通常のファックス機に送信する場合はこの逆になります。
仕組み自体は分かったけど、この段階ではどうするとファックスを送信したり、受信したりするのかイメージがつかないという方もいらっしゃるので、次に具体的にPCやスマホでファックスを送受信するにはどのような方法があるのか説明していきます。
世界中で使われているファックスサービスで、日本でもユーザー数が最多のeFax®の場合を例にとって説明しましょう。eFax®では下記の3つの方法が利用できます。
この中でも一番簡単で確実に送れるのが1番のメールクライアントを使った送受信方法です。デバイスを選ばす、IDやパスワードの入力も不要なため気軽に安心してご利用いただけます。まずはこの使い方を理解するのがポイントになります。
では引き続き、メールでのファックス送受信方法を説明させていただきます。
【送信方法】
まずはメールソフトからメールの新規作成をし、相手の番号を入力します。続けて@efaxsend.comと入力します。件名と必要に応じて本文を記入した後、ファックスしたい内容をメールに添付して送付します。たったこれだけで相手先の番号にファックスが届きます。
但し、メールの「宛先」に入力する番号の記載方法にeFax®のルールがありますので、ご注意ください03-1234-5678という番号にファックスを送る際は、宛先に日本の国番号”81″を入力します。続けて、市外局番から0を取った番号を入力して、次に@efaxsend.comと入力します。送信先の宛先は[email protected]となります。
受信側ではインターネットFaxを使ってファックスが送信されていることに全く気づくことはありません。それほどスムーズに通常のファックスと変わらない使い勝手が提供されているのです。
【受信方法】
受信はこの逆です。ファックス機や複合機からeFaxの番号あてにファックス送信するときは通常通りの送信を行います。電話番号に国番号を入れたり、先頭の0を取る必要はありません。このデータはインターネットFax事業者のサーバーに送られ、インターネット経由でeFaxの番号あてにメールで届きます。ファックスの内容は添付でPDFファイルとして送られてくるので、PDFファイルを開いてみれば内容が読むことが出来る訳です。
ファックス機も紙もインクも不要で、いつでもどこでもfaxができるインターネットFaxとはこのような仕組で動いています。
もちろん、外出中にもスマホでファックス内容を見ることができます。こんなに便利なインターネットFax。使わない手はないですね。