知っておきたいのAI(人工知能)基礎の話

ITの基礎知識

東京オリンピックの開催が迫ってきていることもあり、広告などで頻繁に自動翻訳機を見る機会が増えてきました。最近の自動翻訳はかなり精度が上がってきているともっぱらの評判で、専用の翻訳機を使わずともスマホのアプリで試したことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

ご存じのとおり、自動翻訳にはAIの技術が利用されています。まさに機械やアプリの中に「人工知能」が埋め込まれていて、私たちの脳のように学習を繰り返し、問いかけに対して適切な答えを出してくれています。しかし、多くの人はAIが一体どのようなものなのか、さらに今後どういった展開をしていくのか?など分からないまま、ビジネス上で良く聞かれるトレンドの用語としてぼんやりと認識しているに過ぎないのではないでしょうか。ここではあいまいなAI(人工知能)の知識を一歩クリアにできる、これだけは知っておきたいAIのお話を紹介していきます。ではまず人工知能にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

人工知能には2種類が存在する

「人口知能ってロボットみたいなものでしょう??」という思っている方もいますが、自動翻訳機はロボットかと言われるとそうではありませんね。

実は人工知能には大きく分けて2種類が存在します。

まずは「特化型人工知能」と呼ばれるもの。何か特定の作業を自ら学習し、結果をアウトプットするものです。最近話題に上るのは、ほとんどこの「特化型人工知能」と呼ばれるもので、みなさんもよくニュースやインターネットで目にしていることと思います。例えばコンピューターの将棋や囲碁が良く知られています。「プロ棋士がコンピューターに負けた」というニュースは「そのうち人間はコンピューターに乗っ取られるのでは?」と危惧されましたが、特化型人工知能のコンピューター将棋や囲碁は人間の代わりにはなり得ません。将棋や囲碁が強い以外は、ほぼ何もできないのです。前述の自動翻訳機もスマホの翻訳アプリもこの「特化型人工知能」にあたります。SFやマンガの中で想像していたロボットと違い、小さな機械やスマホの中でだけ特定の動きをしてくれます。

とはいえ、それぞれの分野で特化した能力を大いに発揮しているのがこの「特化型人工知能」であることは間違いなく、ここ数年で急激に変化を遂げています。まさに今のAIブームは「特化型人工知能」がけん引していると言って間違いないでしょう。さらにこの進化はますます進み、ビジネスや生活の様々な面で人間を手助けしてくれることでしょう。

「特化型人工知能」に対しロボットのような人工知能を「汎用人工知能」と呼びます。しかし実際のところは汎用人工知能の実用的なものはほとんど存在していません。まさにSFの世界の話で、本格実用化とはいかないようです。良く知られているロボットとしてPepperがいますが、人間のように学習し、考え、行動するといったことはまだまだ出来ていないと言えるでしょう。SFの世界で登場するようなロボットが発表されたらまさに革命で、私たちの仕事はほとんど奪われてしまうかもしれません。しかし、人間のように緻密に考え、柔軟性のある脳で臨機応変に考え、器用に身体を動かすのは至難の業です。本格実用化は未来の話になるのではないでしょうか。

特化型人工知能の進化の2つの要因

前述のとおり、「特化型人工知能」が日々進化を遂げていますが、その進化には大きく二つの要因がかかわっていると言われています。この2つをしっかり理解しておきましょう。

一つはビッグデータ、もう一つは機械学習(ディープラーニング)です。

ビッグデーターはその名の通り「大量のデータ」を指しますが、通信の発達でより多くのデータが大量に収集できるようになりました。そしてスマホの普及や、IoTでモノが通信機能を持つようなるなど、過去には考えられなかった大量のデータがインターネット上を行きかうようになり、個人情報から公共性の高いものまであらゆるデータが常に収集されストレージに蓄積されるようになりました。AIはまさにこのビッグデータを利用することで日々進化を遂げているのです。

そしてもう一つの要因の機械学習。機械学習とは人間が学ぶ時のように、多くのデータから分析を繰り返し、学習することで「ある一定のパターン」を見つけだしていくことを言います。そして機械学習がこれほど注目されてるようになったのが、機械学習の中の手法の一つであるディープラーニング(深層学習)が発達したことが重要な要因となっています。詳しくは割愛しますが、人間の神経細胞(ニューロン)をまねたニュートラルネットワークと呼ばれる数学モデルをベースにしたシステムを活用することで、人間が脳で考えるような「分析、予測、学習など」が可能になりました。

ディープラーニングでは前述のビッグデータを使い分析などを行い学習していきます。必要に応じ、適切なアウトプットをしますが、このアウトプットの精度が昔に比べて格段に上がっているのです。

自動運転や自動翻訳など以前では考えられなかったほど正確なアウトプットが行われ、我々はその恩恵にあずかっています。自動運転などは本格実用化がそこまで来ていると言われていますが、実用化の日が待ち遠しいですね。

身近なAI製品主にBtoC向けが中心

現在、既に実用化されAI製品として販売されているものもいくつかあります。どちらかというと生活の中での動きをアシストしてくれるような家庭向けの製品が多いのが実情です。反面、これからの発展か期待できるとも言えるでしょう。それでは身近なAI製品にはどういったものがあるか、見ていきましょう。

【エアコン】

人の動きなどを感知して適切な温度に調整してくれるエアコン。これも身近なAI製品ですね。部屋の湿度や温度を感知してAIで制御したり、節電をしてくれるものなど各社から様々な製品が続々と発売されています。

【掃除機】

あの有名なロボット掃除機は実は部屋の構造や家具の配置をAIで検知し、お掃除ルートを学習します。業務用の大型のロボット掃除機も続々発売され、時折ロボット掃除機が自走しながら掃除している場面に出くわすこともあります。人手不足の清掃業界になくてはならない存在になりつつあります。

【スマートスピーカー】

昨年各社からリリースされちょっとしたブームになったスマートスピーカー。Amazon Echo、Google Homeなど声をかけると話した内容に対してアクションを返してくれます。スピーカーに質問すると、質問に対する答えを返してくれたり、検索エンジンで調べものをしてくれたりします。スマートスピーカーに対応する家電もいくつか発売され、声で操作することもできるので、照明の操作や各種家電スイッチのオンオフが声掛け一つで可能になります。

現在のAI製品は上記に上げたようなBtoC製品が多いですが、今後は農業、工業など広い分野で大規模に利用されるB to B向けの製品が実用化されてくることでしょう。

様々な分野でさらなる活用が期待されているAI技術。引き続き目が離せませんね。

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