クラウドってなあに?初心者のための10分で分かるクラウド入門

ノマドワークってなあに?今一度おさらいしてみましょう

クラウド

クラウドという言葉をTVやCMなどで頻繁に聞くようになり、「クラウド」というキーワードが定着してきた感がありますが、何かぼんやりとしか理解していなという方もいらっしゃるようです。

そんな分かりにくい「クラウド」を今一度おさらいすべく、やさしくに解説していきます。

クラウドとは

よく一般にクラウドと言われているものは「クラウド・コンピューティング」を指しています。クラウド・コンピューティングとはインターネットなどのネットワークを通じて利用するサービスの総称です。良く聴かれるものがgmailのようなインターネット上でメールの送受信をするメールサービスです。これ以外にもたくさんの種類のクラウドサービスが存在しますが基本的には「インターネットを介して利用するサービス」と覚えておきましょう

クラウドを難しくしているものは何?

Gmailがクラウドサービスということは分かったが、クラウドというワードと共に聞き慣れない用語がTVやCMで語られ何のことか分からないと思った経験はありませんか?クラウドサービスには登録してすぐにラクラク使えるgmailのようなものから、専門知識のあるシステム開発者やエンジニア以外は利用しないPaas(パース)、Iaas(イアース・アイアース)のようなものまで存在します。クラウドというワードに含まれるサービス内容が多岐多様に渡っているため、「クラウドサービスといっても分かるものと分からないものがある」と感じてしまうのはそのためです。それぞれ何が違うのかは後述しますが、まずは違いを理解する前提として、もともとクラウドが生まれる前は何があったのかをご説明します。

クラウドが生まれる前には何かがあった?

クラウドサービスはが普及する前は、コンピューター上で動かしたいソフトウェアが必要な場合、各自パッケージソフトを購入をし、コンピューターにインストールして使用するしかありませんでした。また企業で大人数のメールアカウントを作成し、維持管理するには社内でメールサーバーを運用する必要がありました。社内でのみ使用する業務に合わせてカスタマイズされた「社内システム」を構築している企業も多いですが、この場合でもシステム運用の為にサーバーを購入し、社内に設置した上でシステム構築していることがほとんどでした。

この従来の情報システムの自社運用を「オンプレミス(on-premises)」と言います。それに対しシステムを自社内で運用せず、ネットワークを通じて各種コンピューティングサービスを受けることを「クラウド(cloud)」と呼びます。

クラウドの対義語はオンプレミスですので、前提条件としてこの2つのワードは対にして覚えておきましょう。

通信技術の発達により、自前でシステムを運用せずとも、ネットワークを通じ外部のシステムを利用できるようになり、社内でのサーバーの保守運用が必要なくなる企業が増え、クラウドはあっという間に世界中で利用が増大しました。

オンプレミスとクラウドのイメージ。オンプレミスにはサーバーやシステム構築、管理者も必要。 クラウドはサーバーの管理が不要で、いつでもどこでもネット環境さえあればクラウドサービスを利用することができます。

  • オンプレミスon-premises
  • クラウドcloud

なぜ雲なのか

クラウド・コンピューティングの「クラウド」とは雲を指しますが、なぜ雲なのでしょうか。以下の通り諸説あります。

  • インターネットの向こう側にあるサービスだから
  • 雲の向こうに隠れたコンピューターから提供されるサービスだから
  • エンジニアがネットワークの図を示す際、雲で現すことが多かったから

オンプレミスが物理的に同じ建物の中にあったのと違い、目に見えない遠くにシステムが存在する、それを雲に例えるのは正に的を得た表現と言えるでしょう。

クラウドの分類でよく聞くSaas, Paas, Iaasってなあに?

さて、クラウドについて調べると必ず出てくるこの三つの略語。Saas, Paas, Iaas の違いを簡単に説明します。

Saasとは

Software as a serviceの略で読み方はサースです。

ソフトウェアをオンライン上で利用できるサービスを指し、一般的によく知られていて、みなさんも普通に使われているGmailなどが代表的なサービスでしょう。PCやスマホに専用のソフトウェアをダウンロードしなくてもいつでもクラウド上にメールが送受信されていて、ユーザーは自分が好きな時にメールを閲覧したり、送信することが出来ます。GoogleはGmail以外にもWeb上で利用できるワープロソフトGoogleドキュメントや表計算ソフトのGoogleスプレッドシートを提供していますが、これらもSaasに含まれます。iPhoneを利用している方におなじみのiCloudもSaasです。インターネットにつながる環境にあればいつでもサービスを利用でき、保存したデータを簡単に活用することが可能です。デバイスにソフトウェアをインストールする必要がなく、様々なサービスを利用することができます。
TVやCMで聞くクラウドサービスはたいていこの中に入ると言っていいほどで、Saas=クラウドと思われている方も多いようです。

一方オンプレミスの場合、Saasに当たるサービスを利用したい場合どうしていたのでしょう。使いたいサービスのソフトウェアを各マシンにインストールし、社内システムとつなぎ利用していました。例えばメールサービスの場合、基本的に社内でしかメールをチェックできませんでしたが、クラウドのメールシステムの利用により社内にいなくても、いつでもどこでもメールの送受信ができるようになり、大変便利になりました。大量のメールの保存先も社内のサーバーに頼ることがなくなったため管理も楽になるというメリットが生まれました。

Paasとは

Platform as a Serviceの略で読み方はパースです。

プラットフォームつまり開発環境を提供するのがPaasです。開発に必要なデータベースやプログラムが用意されているクラウドサービスでインターネットを通じすぐに開発が出来ます。ユーザー側は開発環境の準備がほとんど必要なく、メンテナンスの手間も費用も省くことができます。

専門知識のあるシステム開発者、エンジニア以外の方には利用されることはないと思いますが、開発環境用のクラウドと覚えておきましょう。

Paasのサービス製品としては以下のようなものがあります。

オンプレミスの場合、この開発環境も社内で構築する必要があったため、専任のエンジニアが社内にいる必要がありました。また環境の構築にかなりの費用の負担が必要な上、トラブルや障害が発生した場合、都度社内で対応する必要があるというデメリットもありました。クラウドの利用でこれらのデメリットが解消され、以前より負担が少なく気軽に利用可能となりました。

Iaasとは

Infrastracture as a Serviceの略で読み方はイアース、またはアイアースです。

インフラをインターネット上で利用できるサービスですが、Paasと違うのはベースのサーバー、ハードディスクなど最低限のものを利用するという点です。メリットとしては、ベースの部分から自社にあった環境を選択して組み合わせることができる自由度の高さにあります。ハードディスクやCPUのスペックなど自社にあったものを選択し、フレキシブルに要望にあった環境を構築することが可能です。Paas同様専門知識が必要で、システム開発者、エンジニア以外の方には利用されることはないでしょう。

オンプレミスの場合、自前でサーバーを用意し、必要なものはすべて実物を自社内で用意する必要がありました。自前で全部準備できるのでカスタマイズがしやすい反面のサーバーやハードウェアに精通した専任のエンジニアが社内にいる必要がありました。また環境の構築にかなりの費用の負担が必要で、トラブルや障害が発生した場合の対応などすべてが社内での処理になるため負担は相当なものと言えるでしょう。クラウドの利用でこれらのデメリットが解消され、以前より負担が少なく、物理的なサーバーを置く場所も必要なくなりサーバースペースの軽減もメリットとしてあげられます。

代表的な製品には下記があげられます。

Saas, Paas, Iaasの違いをもっと分かりやすく理解するには

この3つの違いをよく土地や建物にたとえられることがあります。

例えば、家に住むことを考えると下記が当てはまります。

Saas-家具付きの賃貸住宅 すぐに住むことができるがあつらえの家具がそろっている

Paas-家具はない賃貸住宅、必要に応じて住む人の使い勝手にあったものを借りたり、買い揃えたりする。手作りで対応することもある

Iaas -家の設計からオーダーメイドで建てる賃貸住宅

オンプレミス-土地の購入、家の材料選び、設計、内装まですべて自前で行う。全部自前で購入するので、賃貸ではない。その分トラブル対応や修繕もすべて自分で行う必要がある。

なんとなく雰囲気はつかめましたでしょうか?クラウドはあくまで借りるものですから、自社用にカスタマイズしてもあくまで賃貸住宅のイメージです。それに対しオンプレミスはとにかく自家保有の住宅のイメージとなります。

通常Paas Iaasは「オンプレミスに対応できる知識があるエンジニア」に近い方が利用されるので、一般的には知っておく必要もありませんが、何かと話題になる用語ですので、例と一緒に覚えておくと何かと便利です。上記例でもわかるようにPaas、Iaasのようなクラウド製品の普及が社内の開発部門の負担を少なくしてきています。さらに、現在Saas製品として普及しているものも、従来は社内システムを構築した企業内でしか利用できなかったものが多いですが、クラウドの普及で、一般企業での利用も増大し、さらに会社組織に属していない一般の人の利用も可能となりユーザーを増やしてきました。年々クラウド市場は拡大し続けています。

クラウド製品の代表格Saasの製品を使いこなそう

クラウド製品の便利さはいつでもどこでも、場所やデバイスを選ばずにサービスを利用できることです。今までメールやちょっとしたアプリしか使っていなかったなら、早速ビジネスに色々なクラウド製品を導入して、作業を楽にしましょう。

あなたがシステム開発者やエンジニアでない場合は通常使うクラウド製品はSaasの製品となります。いろいろなサービスがありますが、普段から業務にプライベートに役立つ製品をご紹介します。

クラウドと言えば「クラウドストレージサービス」Dropbox、OneDrive、Googleドライブなど大手を中心に有料無料でいろいろなサービスが出回っていますが、ぜひおすすめしたいのがSugarSyncです。

SugarSyncのよいところは簡単にPCやスマホのバックアップがとれるというところ。

オンラインストレージとはインターネット上でファイルを保存・共有するサービスなのですが、SugarSyncでは指定したフォルダーごと保存が可能で、ファイルを更新してもいつも自動的に同期してくれます。

例えば、PCやスマホで写真を保存していて、誤って写真を消してしまったことはありませんか?

SugarSyncなら大丈夫です。削除してしまったファイルもWebアプリから復活できます。仕事でエクセルのファイルを間違って上書きしてしまったことはありませんか?SugarSyncなら大丈夫。5回前の更新までさかのぼり、ファイルの復元が可能です。

またセキュリティ面も万全ですので、ファイル保存をUSBにしていて、どこかでなくしてしまった!というような心配がありません。

クラウドならいつでもどこでもファイルを共有、保存できるのもメリットです。PCで更新したファイルが、すぐにスマホで最新情報で見ることもできます。

安心安全、自動同期のクラウドストレージを使わない手はないですね。ぜひクラウドストレージ製品を使いこなして業務効率改善に役立てませんか?

そしてクラウドストレージを使いこなせるようになれば、いつでもどこでもPCやスマホのファイルを参照したり、編集したりすることができあと一歩行動が変わります。

SugarSyncは申込み後30日無料で利用できますので、お試しに使ってみるのも一つの手です。ぜひクラウド環境をあなたの日常に取り入れてみてください。

Sugarsync公式ページ

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